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【AE】グラボのドライバで速度が変わる!?

  • 2016/04/17 21:55
  • Category: 映像
近頃AfterEffectsのパフォーマンス向上のため、環境設定などいろいろ見直したりしています。
今回はGPU(グラフィックボード)のドライバによってパフォーマンスが変化するかどうかを調査しました。

長くなりますので、先に内容と結果だけ。

 ・nVidiaのグラフィックドライバに公認ドライバというものが存在している。
 ・公認ドライバとAEの各バージョンを総当りでレンダリング速度調査を行った。
 ・微々たるものだが「速度差はある
 ・ただし「最も速度が出るのは公認ドライバ」というわけではなかった。



先日Yukikakiくん(@YukiKakki)に教えてもらったんですが、AdobeのアプリケーションやバージョンによってnVidiaから公認ドライバというものが提供されているんですね。

nVidia - QUADRO CERTIFIED DRIVERS

そもそも公認ドライバって、何なんでしょう?
エラーが出ない、完全な動作を保証するという意味合いが強いと思うんですが、もしかすると公認ドライバをインストールする事で、最も高いパフォーマンスを得られるんじゃ・・・?

という期待から、今回は各公認ドライバと、AEのCS6~CC2015までを総当りでレンダリング速度調査を行ってみました。



■使用機材

検証するGPUはQuadro K4000。
その他マシンスペックは以下の通り。
system.png



■レンダリング設定

検証ではae_speedometerのaepを使用。ただし、以下の編集を行った。
 1.コンポジション「Rain」内のレイヤーをすべて非表示に。
  →パーティクルプレイグラウンドが適用されているために、レンダリングの種類が
   シングルフレームレンダリングに固定されてしまうため。
 2.コンポ「tree puppet」内のレイヤー「Tree vectorcomp」に適用されているパペットエフェクトを非表示に。
  →私の環境だと、CCだけこのレイヤーで不具合が起きて強制終了してしまうため。
   OSクリーンインストールしても発生したため、やむなく。

 マルチフレームレンダリングの設定は全てのAEで16コア使用、1コアあたりメモリ3GB割り当てで統一。
 OSのクリーンインストールを行い、コーデック類はQuickTimeのみインストールした状態で行う。
 出力形式は非圧縮AVI。
 レンダリングには各バージョンのaerender.exeを使用。



■調査手順

レンダリングには補助ツールとしてaerender.exeを用いたバッチファイル(Yukikaki制作)を使用してのレンダリングを行っている。
バッチの内容についてはこの記事の最後に触れるが、aerender.exeはAE本体の環境設定を反映させる事が可能で、本体でのレンダリングとほとんど差が無い事から、実験に使用しても問題なしと判断した。

ひとつの設定につき5回のレンダリングを行い、その中央値を取る。

AEの挙動やレンダリング処理がおかしくなる原因である、AfterFXのゾンビプロセスを発生させないため、次のレンダリングに移行する前に20秒のインターバルを置く



■結果

検証するグラフィックドライバは以下の4種類。OSに合わせ64bitを使用。

A:v364.72
 最新ドライバ(2016年4月17日現在)
B:v340.52
 AfterEffects CC2014 公認ドライバ
C:v331.82
 PremierePro CC 公認ドライバ。AEの公認は表記なし。同VerのPrと同じと思われる
D:v311.35
 PremierePro CS6 公認ドライバ。AEの公認は表記なし。同VerのPrと同じと思われる

gpu_resault2.png


■考察

ドライバによって速度差は出るようです。ただ、結果を見る限り微々たる差なのであまり気にする必要は無いかもしれません。
今回の結果から、「最も速度が出るのは公認ドライバか?」という点については、「そういうわけではない」という結論になります。

ただ、ドライバのバージョンによって得意なAEのバージョンがあるようですので、メインで使っているAEでドライバを選ぶのはアリかもしれません。

今回の結果では以下のようなチョイスになるかと思います。

CS6 → v331.82
CC → v340.52
CC2014 → v340.52 or v331.82 or v311.35
CC2015 → v340.52

ただし、これはQuadro K4000の結果です。他GPUでも似たような結果になるんじゃないかなと思いますが、私の環境で出た結果が全ての環境に当てはまるわけではないと思いますので、そこだけご理解ください。



■aerender.exeを用いたバッチについて

今回のレンダリング試行で使用したバッチは、正確な結果を得るために各設定で5回ずつレンダリングするという工程が必要で、そのレンダリング地獄に血反吐を吐いている僕を見かねたYukikakiくん(@YukiKakki)が作ってくれました。
今のところ公開予定はありませんが、aerenderを使用している箇所は以下のようになっています。

AE CC シングルフレームレンダリングの場合
"C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects CC\Support Files\aerender.exe" -project "AEPファイルのパス -sound ON
AE CC マルチフレームレンダリングの場合
"C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects CC\Support Files\aerender.exe" -project "AEPファイルのパス -mp -reuse -sound ON


使い方の詳細はこちらにあります。


質問などあれば @Nyto_vd までお気軽にどうぞ~

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